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6.202018
【葬儀社選びでお悩みの方】必ずセット価格にどこまで含んであるかを確認しましょう
目次
「葬儀セット価格○○円」の広告の意味
葬儀社によって、プランや金額の設定は様々ですが、今回はチラシや広告でよく目にする「葬儀セット価格○○円」について見るべきポイントを解説したいと思います。
多くの葬儀社が採用している価格設定法ですので、この仕組みを正しく知っておくことは葬儀社をお選びの際にとても役に立ちます。
セットに含まれる範囲を確認する
驚かれるかもしれませんが、「セット」といってもすべての葬儀社が同じセット内容ではありません。実は葬儀社によって「セット」の内容もさまざまです。
つまり、A葬儀社では柩(ひつぎ)がセットプランに含まれているけれど、B葬儀社のセットプランには柩(ひつぎ)が含まれず別料金という場合もあるということです。
葬儀費用にはどのような項目があるか知っておく
葬儀に必要な費用の項目はたくさんあります。
以下に挙げた項目以外でも葬儀社によっては別に発生する項目もあるかと思います。
葬儀に必要な主な項目一覧
- 会館使用
- 会場使用
- 祭壇使用
- 焼香設備使用
- 受付設備使用
- 控室使用料(一泊二日)
- 門標・門前飾り
- 告別式案内看板
- 司会料(通夜・告別式)
- 式進行補助スタッフ
- 役所手続き
- 柩(お棺)
- 骨壷
- 位牌
- ローソク線香
- 旅葬具
- キャリー布団
- 通夜飾り
- 後飾り祭壇
- 記録帳一式
- 駐車場警備
- 会葬礼状
- 会葬用品
- 料理・鉢盛等
- ドライアイス
- 霊柩車2回
- マイクロバス利用
- 遺影写真
- 家族集合写真
- 出棺花
- お世話スタッフ
- 仮通夜の場合の宿泊費
これらの費用項目のどれとどれをセットにするかは、葬儀社によってさまざまです。
ちなみに青色で表示されている項目は、喪家様によって必要でない場合や、数量・回数によって変動する項目であるためセット価格に含まれない事が多い項目です。
これは、お客様によって会葬用品の数が大きく違ったり、霊柩車の運送距離が違ったり、ドライアイスの使用量(季節や安置日数)が異なるためです。
これらの「変動費」項目は、会葬用品一つあたり○○円という風に個別に価格設定されていますので、事前に確認しておくと安心です。
上記の項目の中でセットになりやすい項目はお客様によって数が変動しない項目⇒「固定費」です。
注意すべきポイントとは?
「固定費」の中でセットに含まれていない項目があった場合は要チェックです。
例えば、「司会料」がセットの中に含まれていない場合は、広告に書かれている「セット料金○○円」とは別に「司会料」を別途請求される可能性があります。
特に「祭壇使用料」がセットに含まれているかは最重要チェック事項です。次に柩(ひつぎ)や骨壷も高額ですので確認しておくと安心です。
これらは広告に書かれた「セット価格○○円」よりも葬儀後の請求額が大幅に高くなってしまう原因のひとつです。
さいごに
当葬儀社(市民斎場・町民斎場)の料金体系は
固定費(セット料金)+変動費
となっており、ご葬儀に必ず必要な項目(固定費)が別途料金として後で請求することはございません。(※「遺影写真」は持込の場合や、カラー・モノクロ仕上げなどで価格変動がある為、セットには含まれません)
これらの事をふまえたうえで、各葬儀社の事前見積り等を行い「後悔しない葬儀社選び」にお役立てください。