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3.272017
遺影写真に適したお写真とは?修正ができる範囲とは
もしもの時は、思いがけずやってくるものです。
遺影写真用のお写真選びは、故人が亡くなられてから行う場合がほとんどです。
当斎場ではスタッフが打合せ(お見積り等)にお伺いする時まで(遅くても通夜当日の午前中まで)にご用意いただくようにお願いしております。
限られた少ない時間で、数ある中の一枚を選び出すことはなかなか難しいことですよね。
今後、永い間残っていくお写真ですので、できるだけ良いお写真を選びたいものです。
今回はお写真を選ぶ際のポイントについていくつかご紹介したいと思いますのでこのまま読み進めていただけると嬉しいです。
目次
写真の大きさについて
遺影写真の大きさはというと、額縁の縦幅が約40cmほどあります。
通常私たちが撮影するお写真はそれほど大きくありませんので、小さい画像を拡大して引き延ばす加工を行います。
その時、避けられず多少画像が粗くなってしまいます。
加工技術によってある程度滑らかになりますが、それでもお顔の大きさが親指程あったほうが仕上がりがより綺麗になります。
大事なポイントは
- ピントがぼやけていないこと
- できるだけ故人が大きく写っているもの
が挙げられます。
どこまで修正ができる?
修正が可能な主なものは
- 着衣(カタログから選択可)
- 背景(カタログから選択可)
- 明暗(影や照りを調整)
- 写真の汚れ(範囲が小さいもの)
が挙げられます。
そのほか、髪の跳ねを抑えたりなどの細かい修正にもできる限り対応いたします。
写真用紙について
一番良いのは写真専用紙にプリントされたものです。仕上がりが綺麗です。
写真専用紙ではなく、普通紙にプリントされているお写真は、スキャンして拡大したときに画像が極端に粗くなってしまうためにあまりおすすめできません。
当社では、事前の打合せ時にお写真の実際の仕上がり具合をおおよそ確認していただけるよう、持参の「拡大鏡」で喪家様に実際に見て頂いてご確認をいただくことも行っております。
故人のご表情について
笑ったお顔、凛としたお顔、どのようなご表情であってもご家族様にとって「故人らしい」お写真が一番です。
最近では、ピースをされていたり、ななめからの角度だったり、帽子をお召しなど故人らしさを大事にされるお客様が多くなっているようです。
遺影写真用のお写真を選ぶ時のポイントまとめ
- お顔のサイズは親指の大きさくらいが理想。
- 写真専用紙にプリントされたものが仕上がりが綺麗。
- 表情は、「故人らしい」ことが一番。
影の明暗や、衣服の整え、髪型の整えなど、適宜当社でお手入れをさせていただきますのでご安心しておまかせください。
お着物などにお着替えもできます。(サンプルカタログを持参いたします)
そのほか特に気になる箇所がございましたらお申し付けいただければ、可能な範囲でお手入れをさせて頂きますのでご安心ください。
以上、限られたお時間でより良いいお写真を選んでいただけるように3点ほど挙げさせていただきました。
少しでもお役に立てれば幸いです。